春大将 サラダにぴったり 比布・ダイコン出荷始まる
【比布】
上川管内でいち早くビニールハウス栽培のダイコン「春大将」の収穫と出荷作業が14日、町内農家で始まった。道南産のダイコンの出荷が一段落する端境期をねらったもので、町内のハウスでは出荷の箱詰め作業などが手際良く進められている。
春大将はハウス栽培のため、露地ものに比べ柔らかくみずみずしいのが特徴。菅原農産(菅原勝美社長)のハウス(25棟、計120アール)では、午前7時ごろからパート従業員ら13人が手分けして、1本の重さ約1キロ、長さ35センチほどのダイコンの収穫や洗浄作業などに追われた。
同社によると、今年は燃料の値上がりでハウスの加温にかかる暖房費は昨年同期比の1割増。菅原社長は「苦しい状況だが、3月の暖かさで春大将らしいおいしさに育った。サラダとしてたくさん味わってほしい」と話す。
比布町農協によると、出荷作業は今月下旬まで続き、例年通り約200トンの出荷を見込むという。また上川中央農協と道によると、上川管内で生産量トップを誇る上川町は8月上旬から出荷する予定。
(山中 悠介氏)
※取材していただいた北海道新聞関係者の皆様、ありがとうございました。
2023.05.16
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